動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」の運営会社が、Twitterのフォロワーが多いインフルエンサーに指定した動画を普通の投稿のように紹介してもらい、報酬を渡していたことが分かりました。 アプリ利用者を増やすのが目的だったようで、宣伝であることを隠す「ステマ(ステルスマーケティング)」の可能性があると言われています。 では、その宣伝をしていたインフルエンサーは誰なのでしょうか?
TikTokのステマは違法?
【出典元:読売新聞オンライン】 今回話題になっているTikTokのステマは、「協力者」であるインフルエンサー1人当たりの投稿は、年間数千本投稿されており、報酬額が500万円を超えるケースもあったと言われています。 では、ステマ(ステルスマーケティング)は違法なのでしょうか? 成蹊大学客員教授/ITジャーナリストである『高橋暁子』さんが分かりやすくコメントされていました。
ステマとは、消費者に対して広告と明示せず、中立的な立場を装って好意的な口コミを通して宣伝を行うマーケティング手法のことです。 ステマ自体は日本では違法ではありませんが、景表法違反などに当たる可能性があります。 ステマを行うと、このように明るみに出たときに評価・信頼性が地に落ちてしまう上、業界全体の信頼性を損なう問題のある行為です。 バイトダンス社自身が行っていたことは非常に驚きですが、ステマを「PR」などと明示せずに行っていたインフルエンサーたちも問題です。 信頼性を換金する行為であり、過去の投稿で確認すれば疑わしい人物はわかってしまいます。 過去には、ペニーオークション事件でステマに手を染めた芸能人たちが業界から干されたこともあります。 インフルエンサーの皆さんも手を出さないことをおすすめします。【出典元:Yahoo!ニュース】
ステマ自体は違法ではないということが分かりました。 しかし、宣伝ということを隠して投稿し、報酬をもらっていたということは、そのインフルエンサーが好きで、信頼して投稿を見ていたフォロワーからすると、騙されたという気持ちになってしまいますよね。
Tiktokのステマをしていたインフルエンサーは誰?
【出典元:東洋経済オンライン】 ではそのステマをしていたインフルエンサーというのは誰なのでしょう? 『自分は無関係です!』と宣言してるインフルエンサーの方もいました。
【独自】TikTok運営会社が一般投稿装い動画宣伝…協力者に歩合制報酬、年500万円もhttps://t.co/KtUNEIQJNN
TikTokがツイッタラーにステマ依頼した件、滝沢は無関係です! pic.twitter.com/UDSYQlKS9D — 滝沢ガレソ🐯 (@takigare3) January 24, 2022
Twitterのフォローワーが34万人以上いる滝沢ガレソさんです。 自身がこの件には関わっていないことを投稿していました。その投稿のリプ欄に気になる情報が乗っていました。
動物系は乗っ取りが多く、なるほどねって感じですね pic.twitter.com/gIUb5KFb2I
— [やっさん] (@foolish12guy) January 24, 2022
こういう風に何処からかネタをもってきてリプ欄で誘導する というよくあるやり方
へーこんなに金儲かるんだ 私には無縁ね https://t.co/OblEmgkrPc pic.twitter.com/NJvAVxLoEB — 𐇭松山𐇧国虎𐇬 (@B5N2_J_334) January 24, 2022
平成を忘れないbotとか、動物・癒しbotとかその辺だよな https://t.co/ptfcrvmdJT
— ❀fallen siv (@NeroKuro29) January 24, 2022
これは世間で言われていることなので、まだ本当かは分かりません。 しかし、関係者の話によると
協力者になっていたのは匿名でツイッターのアカウントを運営し、フォロワーが10万人を超える人物ら。 約2年前からバイトダンス日本法人の担当者が契約を持ち掛け、ティックトックに投稿された動画の中から、拡散させたいものを伝えていた。 国内外で撮影されたハプニングシーンや動物などの動画が多く、協力者が「笑う」「かわいすぎる」などとコメントを付けてツイッターに投稿。 ティックトックに興味を持った人がアプリをダウンロードするように誘導していた。報酬は、動画の再生回数が多いほど金額が上がる歩合制だった。1人で年間2000本以上を投稿し、再生回数の合計が1億回を超えるケースもあった。
報酬は海外から振り込まれていたという。【出典元:読売新聞オンライン】
このことからインフルエンサーは ①フォロワー10万人以上 ②ハプニングシーンや動物などの動画とそれに対し、『笑う』や『かわいい』などのコメントを書いて投稿していた ということが分かりました。 フォロワー10万人以上のインフルエンサーはたくさんいるので、個人で特定することは中々難しいかもしれませんね。
ツイッター社も、一般の投稿を装った広告を利用ルールで禁じており、確認されれば削除や利用停止などの対象になるという。【出典元:読売新聞オンライン】
とうことなので、Twitter社が今回のことで、そのインフルエンサーを特定し何かしらのペナルティを与えるかもしれません。
まとめ
Tiktokがステマをしていたニュースを詳しく紹介してきました。 ステマ自体は日本では違法ではありあせんが、PRであることを黙っていたということは、やはりフォロワーを騙していたことになり、信頼は落ちていきますよね。 もし自分の好きなインフルエンサーだったら・・と思うと悲しくなりますね。 またこのニュースに関して進展がありましたら、新しい情報も載せていきますね!